ぷろふぁいる

楽器の紹介。

▼ ヴァイオリンと弓について
・ 現行のヴァイオリン
 由来はあまりわからなくって、確実なのはイタリアやフランスのものではない、ということだそうです。恐らくはドイツ辺りの作で、100年強ほど前に製作されたオールド楽器なのだそうです。先代との見た目の違いは、装飾が凝っている、というところくらいでしょうか。ニスの色は薄い色で、木材の色がほぼそのまま出ているような印象です。
 一方、音色は、幅があって豊かな音質で、弓使いによって様々な音色を引き出すことが出来る楽器です。先代の楽器と比べて、ピアノからフォルテに掛けての音圧の違いや、弓使いによる音色の違いなど、表現力は格段に上を行っています。これ以上の楽器は、今後しばらくは出会えないと思っています。

・ 以前のヴァイオリン
 ストリオーニモデル、という形でした。f字孔の形状に特徴があるんだそうですが、はっきり言って僕には見た目の違いは判りませんでした。ニスの色は、濃い目に出した紅茶の色のような深い茶色をしていました。ペグは楽器に合ったものを一つずつ選んで付けていて、形が不揃いでした。顎当ても色が楽器と合っていないのですが、これは何個も比べてやっと見つけたので、長時間構えてても疲れないし、自分でも気に入ってました。
 音は、特に中音域から低音域に掛けて、硬くてしっかりした音が出ます。まだ楽器の木自体が若くて堅いので、響きを吸収しているということもあるのでしょう。実際、E弦などの高音部は余韻が少なく、すぐに音が減衰してしまっていました。これは、今後、年を経て徐々に乾燥してゆけば響きが増すのかな、とちょっとだけ期待しています。あるいは乾燥した地域や時期を選んで弾けば、もっと響く楽器だったのかもしれません。

・ 現行の弓
 弓の端に彫ってある文字を見ると、どうもドイツ製のようです。下のほうに「これ以上の弓を見つけるのはなかなか難しい」とか書いていますが、以前の弓から持ち替えたときに、あまりの弾きやすさに感動し惚れ込んでしまい、その後すぐ購入を決定してしまったのでした。とても軽い弓なのですが芯が通っていて、とても軽やかに演奏することができます。この弓に変えて以降、弾くのが更に楽しくなり、そして幾度となく弓に奏法を教えてもらいました。

・ 以前の弓
 作者や産地は判りません。購入時の選択肢だった4本のうち、一番楽器を鳴らしやすいものを選びました。平均的な弓の重さよりも少しだけ重いのですが、僕の体格とはぴったり合っていると思います。これ以上相性の良い弓を見つけるのはなかなか難しいかもしれません。
 弾いた感じですが、ばねが割と強くて元弓から中弓付近まではほとんどぶれません。多分他のどの弓もそうだと思いますが、やはり先弓の方に来るとふらつきやすいので、少し圧力というかコツが必要になってきます。でも、それさえ出来てしまえば、満遍なく音が出せる良い弓だと思います。

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