〜尼崎市民交響楽団 第20回定期演奏会へ向けての練習〜
■  2004年10月2日 幻想一楽章
■  2004年10月9日 幻想一楽章、四楽章
■  2004年10月16日 幻想一楽章、四楽章
■  2004年10月23日 幻想一楽章、四楽章
■  2004年10月30日 幻想五楽章

2004年10月2日
 練習箇所:幻想一楽章
 ひょっとして、今日も初見大会だったっけ?
 僕も含めて、みんな途中で面白いように落ちまくり。まぁ、縦がズレたまま弾き続ける人たち(前衛音楽家)よりはマシなんだろうけど。
 休符の間には溜め息しか出ない。練習後はどっと疲れて、引き始めていた風邪の症状がさらに悪くなった。
 必死に弾こうとするから余計に綺麗な音が出ない、という悪循環にはまっているような気がする。

 レーズン・バナナ入りのパウンドケーキを作ったような淡い記憶。

 次回は幻想の一楽章と四楽章。


2004年10月3日
 摩耶交響楽団の練習を見学しに行ってきた。
 この日練習されていたのが「チャイ5」。この日はレッスンがあり、少し遅れて二楽章の途中から見学させていただいた。尼響でやったときの楽譜を見ながら。

 まず最初に思ったのが、金管の音ってあんなにハモれて輝いた音が出せるんだ、ということ。とにかく聴いていて気持ちがいい。いつものあの音は、いったいなんだったんだと思った。三楽章以降はファーストヴァイオリンの席で聴かせて頂いてたけれども、金管パートの圧倒的に素敵な音にずっと耳を傾けていた。金管に対する今までの印象ががらっと変わった。
 全体を聴くと、活気に溢れる演奏で若々しい雰囲気があった。なによりも、演奏している人たちが凄く楽しそうにしていたのが印象的だった。
 お話を伺ったところ、この楽団には弦パートのトレーナーが居て、合宿などではパート練習もちゃんとあるらしい。ここで一緒に練習できたら腕も上がるだろうな。ただ、あの精鋭ぞろいの中で僕の居場所はあるのだろうかとも思ったけど。

 かなり魅力的な楽団なので、年内にはオーディションを受けてみようと思っている。
 しかし、どういう課題が出るのか見当もつかず少し不安。初見でこれ弾いて、とかだったら嫌だな。まだ初見が利かないから、きっとろくな演奏が出来ない。

 例の「断頭台への行進」15連発を聴き比べてみた結果、特に気に入ったものを挙げてみる。

・全体のバランスがよく取れていたのが、13曲目の「ジョン・エリオット・ガーディナー指揮 オルケストル・レヴォリュショネール・エ・ロマンティーク」の録音。
 特に、全パートがフォルテのところでも、木管の音が他のパートにかき消されずはっきり聴こえてくるところが素敵。店先でDVDを見つけたので衝動買いしてしまった。

・パートごとに聞くなら、3曲目「ウィレム・ヴァン・オッテルロー指揮 ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団」の録音。
 オーケストラ全体を録音したのではなく、各パートごとに録音し、それを割り振って定位させたような印象がある。
 各パートの音が独立して聴こえるので、そういう聴き方をする人には良いかも。

・派手派手なのが好きなら、11曲目の「ジェイムズ・レヴァイン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」の録音。
 低音弦楽器の重々しさ、金管のバリっとした気持ちいい音、ティンパニ・太鼓の躍動感、それぞれがスパイスになっていて面白い。

・個人的に一番気に入ったのが、6曲目の「エルネスト・アンセルメ指揮 スイス・ロマンド管弦楽団」の録音。
 変な癖が一切なく、安心して聴ける演奏。悪く言えば面白みが足りないということになるかもしれない。ファゴットが良く鳴っているのと、ティンパニの使い方が素晴らしいのが気に入った点。

・残念だったのが、5曲目「ミュンシュ指揮 ハンガリー放送管弦楽団」の録音。このオケの奏者達に耳と目は付いていたのだろうか。アンサンブルがいくつかの箇所で崩壊していて、素人臭い演奏になってしまっている。

 というわけで、ジョン・エリオット・ガーディナー指揮のCDエルネスト・アンセルメ指揮のCDを購入してみた。


2004年10月9日
 練習箇所:幻想一楽章、四楽章
 テンポの指示が沢山あった。頑張って消化しよう。


2004年10月16日
 練習箇所:幻想一楽章、四楽章
 少しは音がまとまってきた気がする。まだまだ遠い道のりだけど。ティンパニが入ると急に音の幅が広がる。
 四楽章は相変わらずDiv.の箇所の展望が見えない。Div.の箇所は音の出るタイミングがまったくちぐはぐなので、隣の人の音を聞いてたら自分の音を出すタイミングがわからなくなってしまう。掛け合いになっているのはわかるが、まだみんなバラバラなので暗中模索といった感じがする。管と重なってあまり表に出てこないところだけに、余計に弦パートの全体像が掴めない。
 それでも今回はトップサイドに座ってたので、指揮者の合図が良くわかった。必死に弾いていたところは指揮者を見れてなかったけど…。

 練習後、団長邸でガーディナー指揮/オルケストル・レボリュショネル・エ・ロマンティク(長っ!)演奏のDVDを視聴。古楽器ばかりを集めたオーケストラで、演奏はひとまず置いておいて物珍しさの点で興味深い。主張をしている楽器を逐一切り替えてくれているので親切だが、やりすぎて観ていて忙しいところもある。奏者一人をズームしている箇所が多いので、数々の珍しい古楽器を余さず見られる。音楽というよりもむしろ映像に価値があるDVDだと感じた。個人的には、腕時計をつけて演奏している人が多いのが気になった。弾きにくくないんだろうか。弓なんて一グラム変わっただけで音の出しやすさに影響するのに。
 シャルル・ミュンシュ指揮/カナダ放送交響楽団のDVDも一緒に買ったけど、まだあんまり観ていない。テレビ番組用の演奏だし、五楽章は鐘ではなくてチューブラベルだしで、じっくり観る気が萎えてしまっている。同じミュンシュでも日フィルの演奏は良いらしい。そういえば「ギロチン15連発」のハンガリー放送管弦楽団のも良くなかったし、当たり外れの多い人なのかなぁ。

 次回も幻想の一楽章と四楽章。


2004年10月23日
 練習箇所:幻想一楽章、四楽章
 弾ける部分がだんだん増えてきて嬉しい。しかし、そのせいか走り気味なところがいくつかあった。走る傾向のある箇所は決まっている(16分のスタッカートとか)ので、チェックして練習のときに気をつけよう。

 ピアノ版の幻想の楽譜、というのを見つけた。リスト編曲のものと、日本人の編曲のもの。前者は難しいらしいので後者を楽譜屋で探して買ってみた。ピアノなんてろくに弾けないくせに。とりあえず倉庫に眠っているキーボードを引っ張り出してこようかな。ヘ音記号はFから数えないと読めないし、左手もまともに動かない予感…。
 ストコフスキー指揮の幻想と、ビレット演奏・リスト編曲のピアノ版幻想のCDを注文してみた。ストコフスキーはかなり変わった演奏をしているらしい。例の15連に入っていた四楽章を聴いただけでも、聴くたびに寒気がするくらいに刺激的な演奏だったので選んでみた。しかし、本番までにいったい何枚のCDを聴くんだろう。

 次回は幻想の五楽章。ハロウィン前夜にワルプルギス。


2004年10月30日
 練習箇所:幻想五楽章
 欠席する予定だったが、その予定がすべてキャンセルされたので出席。
 五楽章は一番面白いけど一番難しい。休符をきちんと数えていないと、出るタイミングを間違ってしまう。
 隣の人の楽譜をみて弾いていたのだが、書き込まれすぎていて弾きづらかった。フラットの音符にはことごとくフラットが、そうでないところは臨時記号でもないのにナチュラルがいっぱい書かれていた。そういうのはいちいち書いておかなくても分かるような。指番号とかボウイングとか、もう少し意味のある書き込みなら有難かったのだが…。
 床に置いておいたコルレーニョ用の弓に持ち替えようとしたら、持ってた弓が飛んでいってしまった。たぶん弓を取ろうとかがんだときに意識が右手から抜けたからだと思う。今後は膝の上において置いて慎重に扱うようにしよう。

 ロッシェというメレンゲクッキーを作ったらしい。

 次回も幻想の五楽章。


 某事件関連の映像のおかげで、四楽章がやたらリアルにイメージできて困ってしまう今日この頃…。

 ストコフスキーの幻想とピアノ版のCDが届いたので聴いてみた。
 まず最初に聞いたのがピアノ版。これは面白い。編曲には少々無理のあるところもあるけれども、オーケストラの雰囲気がほぼ再現されているのではないだろうか。ただ、奏者の問題なのか、迫力やテンポ感に欠ける印象のある箇所がいくつかあった。
 次にストコフスキー盤。緩急・強弱自在な指揮。大袈裟なリタルダンド・ストリンジェンドが何箇所もあったが、それがちゃんと流れを作っているので聴いていて惹きこまれる。なんといっても、四楽章と五楽章がすばらしい。四楽章は行進というよりは猛進、五楽章は不気味な情景が、原色の油絵の具で描きなぐったようにおどろおどろしく描かれている。気が付いたら体温が上がり、全身にじっとり汗を浮かべてしまっていた。決して冷静には聴けない熱い演奏。

 アバドの盤をお借りしているので、またじっくり聴いてみよう。





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