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■  2000年3月1日 友達と合わせて練習しました。
■  2000年3月4日 左手の使い方を改善。
■  2000年3月12日 「曲」の難しさ。
■  2000年3月17日 E弦が切れました。
■  2000年3月18日 四重和音とシンコペーション。
■  2000年3月19日 姿見と譜面台を購入しました。
■  2000年3月26日 右手の力が抜けません。

2000/3/1 水曜日 この日は、初めて友達と合わせて弾く練習をしました。練習に手をつける余裕があまり無かったので自信がなかったのですが、今回は最初ということで、出来るところだけ合わせてみよう、ということにしていました。
 梅田で待ち合わせたのはいいのですが、まず最初の問題が練習場探しでした。お互いその周辺で練習できる場所を知らなかったので、とりあえず阪急東通りの周辺を歩けばカラオケ屋にぶつかるだろう、ということでそちらへ足を運びました。
 というわけで、適当に歩いて最初に見つけた店に入りました。その店の環境としては、部屋の広さは2人で楽器を弾くのにはまず充分でした。騒音という面では、廊下まで響くカラオケの演奏と歌声が聴こえて、お互いの音が多少聴こえにくかったです。あと、楽譜を置ける適当なテーブルが無かったことが不便に感じました。まぁ、そういう風に利用する客なんて殆ど居ないからでしょうけど。楽譜は膝に載せて弾いてました。
 ちなみに、このカラオケ店の名前は忘れましたが、1時間・2人・夜間料金で2300円でした。結構賑わっている通りにあった店なので、もう少し寂れたところを探せば安く利用できる場所も見つかるだろうなと思います。
 部屋に入って落ち着いたら、まず調弦なのですが、前述の通り騒がしいので、音程が合ってるのかずれているのか、なかなか見当がつかず時間が掛かりました。特に低音弦については、環境の重低音でかき消されてしまい、全くと言っていいほど聴こえず、周りの部屋の音量が小さくなったときを見計らって耳を澄まして合わせる、という感じでした。
 練習していた曲(Telemannの「Vite」)を2人で合わせてみると、相手の音が微かにしか聴こえないのと、僕が練習不足であっぷあっぷしていたのとで、何回か挑戦してやっと1曲弾き終わる、という段階で精一杯でした。演奏と呼べるようになるにはまだまだ先の話だなぁ、と思いました。僕にとって反省点は多かったですが、一人でCD相手に弾くのとは全く違った勉強ができて有意義でした。
 お互いの楽器と弓の違いを比べたりもしました。楽器の音色の微妙な違いはもちろん知りたかったのですが、騒音が大きかったので残念ながら希望は叶いませんでした。そんなわけで、実際に比べられたのは弓のみでした。その友達の弓は僕のものとは違って、少し軽くて振りやすい、頑張って弾いても疲れにくそうな弓でした。僕には、その弓を操るのが少し難しく感じましたが、それは既に自分の弓の重さや性質に馴染んでしまっていたからだと思います。
 弓も、厳密に比べればすごく色々な違いがあるのでしょうけど、僕にはまだまだ判りません。ただなんとなく自分と相性が合っている弓だ、という感覚は持っているので、今がこの弓で充分満足しています。
 このあと、阪急梅田駅の傍にある「ぴあ」に寄ってヴァイオリニストの演奏会のパンフレットを片っ端から貰ってきました。近いうちにいくつか選んで聴きに行く予定です。

2000/3/4 土曜日 レッスン28回目。この週は指使いの教本(セブシック)を重点的に練習して行きました。慣れてくると指が滑らかに動くようになって、徐々に速く弾くことが出来るようになってきました。
 エチュードを見てもらっている途中で、自然と指が硬くなって弦を押さえにくいので、これはどうしたものかと先生と一緒に色々と考えて試していました。今までは先生の腕や手首、指の形を真似して構えて弾いていたのですが、それだと指同士が重なってもつれあってしまい、4の指や3の指のときにすごく負担が掛かっているのを感じていました。
 そこでさらに職人さんも交えて、どうすれば僕の指が楽に動くのか、ということを検討し始めました。まず、親指と人差し指の間でネックをぎゅっとはさんでいる、という悪い癖がついていたようでした。さらに、先生の手は小さく、僕の手はかなり大きいほうなので、その辺りの差異でだいぶ構え方を変えなければいけなかったようです。
 最終的には、左手の腕を今までよりも外側に広げ、親指を常にネックと平行にするよう心がけて、手のひらでネックを握らないようにすればいい、という結論になりました。これを実際やってみると、今までの指の硬さが嘘のように楽になりました。それに加えて、左手と同時に硬くなっていた弓使いも楽になり、音色にも変化が出てきたのが分かりました。まだ左手が硬くなる癖が少しだけ残っているので、これからそれを無くすように練習を積めば、より軽やかな指使いが実現しそうです。今までと構え方が大きく変わったので、音程が安定しなかったり、ヴィブラートが掛けづらくなったような感じがしましたが、これもすぐに慣れて改善されると思います。
 その後、曲のほう(バッハの「メヌエット3番」)を見てもらったのですが、こちらはあまり力を入れて練習していなかったので、全然ダメでした。次の音符の指を準備しておいて、一つの音符をちゃんと弾き終えてから弓を動かすという練習が出来ていなくて、指を置いたらすぐにその音符を弾き始めてしまうので、音の長さが足りない、という指摘を何度もされました。あと、先弓での移弦のときに、手首だけでやろうとすると上手くいかないので、肘や腕全体を意識して使って移弦するように言われました。
 レッスンの後、6月の発表会で演奏する曲を選びました。欲張って、ヘンデルの「ブーレ」と、パガニーニの「『妖精の踊り』のテーマ」という割と短い曲2つをすることにしました。今のところ、とりあえずは前者から練習しています。後者は僕にとっては割と難しいので、余裕がない場合はもう少し簡単な曲を選びなおすことになるかも知れません。

2000/3/12 日曜日 レッスン29回目。この週は余り余裕がなく、レッスン直前に30分程度しか練習せずに行きました。余り楽器には触っていなかったのですが、弾かない間も少しずつイメージトレーニングしていたのと、先週の左腕の構え方のアドバイスもあり、指はかなり動きやすくなっていました。今までカチカチになって弾いていたのが嘘のようで、根を詰めて弾いた後でも指先や他の部分が痛くなるようなこともないし、気のせいか弓の使い方にも余裕が出てきた感じがします。
 ただ、弓の方は楽器に触っていた時間が短かったせいもあったのか、感覚が少し鈍くなってしまっていました。まだ指に硬さが残っている、腕全体ではなくて指の形の変化によって弓にばねをつける、等という指摘がありました。
 先月からエチュードと並行して、曲の方にも入っています。初めのうちは、全体的に見たところ難しそうではないし、このくらいの曲ならすぐに弾けるようになる、と見くびっていました。ですが、ただただ楽譜通りに弾いていたのでは、単調でつまらない演奏にしかならないです。こういった曲には、一つの作品にするための様々な工夫や装飾が必要になったりして、エチュードとは違った要素や知識が要求されることが分かりました。
 例えば、メインの旋律部分とそうでない部分の弾き方にメリハリをつけたり、曲の節目節目で音量を調節したり、2重奏の場合はハーモニーの部分で息を合わせたり、そういった音符一つ一つの役割を大切にして弾くことで音楽になっているんだ、と感じました。これから発表会までの数ヶ月で、そういった曲の解釈的なところを、自分の出来る限り細部までこだわって分析して、より充実した音楽に近づけていきたいと思っています。

 さて、発表会の日時と場所が決まりました。2000年6月4日の16時から開始で、場所は夙川の公民館です。地図はこちらです。
 ・ 阪急なら夙川駅から夙川沿いに南へ200mくらい
 ・ 阪神なら香枦園駅から同じく夙川沿いに北へ700mくらい
 ・ JRなら西ノ宮駅から国道2号線を西へ1.5km程歩いて夙川まで辿りつき、そこから更に北へ500mくらい
 という所にあります。阪急か阪神を使うと、割と楽に辿り着けると思います。

2000/3/17 金曜日 レッスン前日だし、張り切って仕上げようと2時間ほど練習し、そろそろ手に汗がにじんできて弓使いにも熱が入ってきた頃のことです。
 突然、E弦がバシィっという快音とともに、指板の付け根辺りから切れてしまいました。特に弦を張りすぎていたわけでもなく、調弦している最中でもなかったので、これには驚かされました。
 明日のレッスンのときに買って張り替えれば良いや、ということで早速、最初に買ったほうの楽器の弦を予備弦として張ってみました。
 調弦したあとで楽器を鳴らしてみると、張り替える前と違ってかなり響きが良くなっているのが分かりました。張ったのはそれほど良い弦でもないし、しばらくそちらの楽器には触ってもいなかったので、全く期待はしていなかったのですが、予想以上の音質の改善に驚きました。E弦だけではなく、隣のA弦の響きも更に良くなりました。
 今回のE弦のことで、部品の劣化していく速度は、弾いている本人が気付かないほど遅いんだ、ということが判りました。次からは、なんだか響きが悪いなぁ、と感じ始めたら弦の交換を考えることにしようと思います。

2000/3/18 土曜日 レッスン30回目。前日にE弦を切ったところなので、早速交換しました。1450円でした。先生が言うには、E弦が切れるということはかなり稀なケースだそうです。もしかすると、僕の楽器の扱いが雑なのが原因だったのかもしれません。
 レッスンをしていて、左手は以前よりかなり楽になっている、と誉められたのですが、依然として右手の硬さは残っています。手首の形の変化を利用して音量に変化を持たせる、というのが今一つ飲み込めません。ほんと、これは練習&研究あるのみです。
 今回は更に様々なことを教わりました。
 まず、シンコペーション(切分音)の奏法についてです。これは、小節に強拍と弱拍がまたがっているときの弾き方です。
 1拍目が弱拍になるのですが、その1拍目の音符の弾き方がちょっと特殊で、アタックをつけた後、音はすぐに小さくするのですが途切れることはなく、微かな音量を保ったまま音符の長さ分を弾きます。そして次の音符では再びアタックをつけて普通に弾きます。僅かな音量を残して保つというのが案外難しくて、あとで録音を聴いてみると、僕の弾いていた部分は全てスタッカートのように音が切れてしまっていました。
 今回の課題の中で新しく出てきたのが、4重和音です。ついにここまで来たか、という感じがして嬉しかったのですが、予想通り難しそうなテクニックです。
 A弦の1、E弦の2を押さえる、ソ・レ・シ・ソの和音なんですが、まず低音弦の2本を元弓の本当に元の部分のみを使って響かせた直後、弓を弦につけたまま角度を変え、残りの弓量で高音弦の2本を響かせます。最初は途切れてもいいからゆっくり練習するよう言われました。
 曲の方は、曲調や音の区切り方について、旋律などの強調するところは思い切って弾き、伴奏的な部分は音を切ったり小さくしたり、ということを習いました。やはりそういった辺りでも右手の柔軟さが要求されるので、早目に身に付けておきたいです。
 家に帰って、改めて自分の発表会の曲の部分を聴いてみると、かなりテンポがあやふやになっているのが判りました。次の週までにその辺と、弓の使い方をもう少し練習していこうと思っています。
 レッスンの後、弓の毛換えについて話していました。毛換えは毎日よく弾く人で半年に1度くらい、たまに弾く程度の人なら1年に1度で構わないそうです。僕の弓も購入してから半年ぐらい経ったことだし、そろそろ毛換えをしてみることにしました。
 それと、今使っている松脂は前の楽器についてきたもので、なんとなく他のものを試して比べてみたいという思いがあったので、毛換えと同時に新しいものを購入することにしました。

2000/3/19 日曜日 この日は、東急ハンズに行って姿見の鏡を買い、阪急百貨店で譜面台を買いました。これでやっと、膝に置いた楽譜をかがんで見て練習することもなくなり、腕の形や体勢を確認しながら練習することが出来そうです。
 色々と見て回って疲れたし、帰ってからも部屋の片付けをしたり、と忙しかったので練習は殆ど出来ませんでした。夜中の2時ごろやっと疲れきって床に就きました。
 今週は課題が多いので、頑張って着実に仕上げていこうと思います。

2000/3/26 日曜日 レッスン31回目。「直実に仕上げる」などと書いていたのですが、また仕事の方が忙しくなり、精神的な余裕も少なくなりつつあったので、時間が取れず練習不足な箇所が目立ちました。出来ないところは諦めて、なるべく力を抜いて弾くことを心がけよう、と念じてからレッスンに臨みました。
 しかし、どうもまだ右手が上手く扱えず、弓が駒に寄ったり、力が入っていたり、という注意を度々されました。更に力を抜いて正確な音が出せるように努力しなければいけません。
 なんとか曲の方は少しずつヴィブラートを掛けながら弾いていたのですが、重要な掛けどころではまだまだ掛ける量が足りないようでした。あとで聴いてみると、自分で感じていたよりも僅かしか掛かっていませんでした。もう少し大げさに掛けるように練習してみてもいいかな、と思います。
 レッスンのあと、駒がどうもゆがんでいる、という指摘があって見てもらったんですが、これが結構な歪み様で、直すのにかなり時間が掛かってしまいました。G弦が一気に緩んだりすることが何度かあったので、そのせいもあったのだと思います。あまりに歪み過ぎると戻せなくなるそうで、今回はギリギリセーフといった感じでした。
 つい先日も突然E弦が切れるという出来事があったことだし、練習だけを熱心にするのではなくて、日頃から楽器の細部を注意して点検しておかなければいけないな、と思います。

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