■ 2000年2月5日 グリッサンドを教えていただきました。いろんな楽器を聞き比べました。
■ 2000年2月7日 友達と楽譜を買いに行きました。
■ 2000年2月12日 グリッサンドが掛からない。
■ 2000年2月13日 樫本大進さん。
■ 2000年2月19日 右手に力が入りすぎ。
■ 2000年2月27日 先弓での移弦。
2000/2/5 土曜日 レッスン24回目。今回でついにレッスンに通って半年が経ちました。振り返れば開放弦のボウイングから始まり、ポジション移動やヴィブラート、ハーモニクスなんてテクニックまで、早足で進んできたなぁ、と思います。
今回のレッスンは、まだ少し音程に不安なところもあったのですが、一応全部合格になりました。ただ、自分では満足していないのであと1週間ぐらいは復習するつもりです。
ファーストポジションの1の指(シ)からサードポジションの4の指(ソ)への移動がぜんぜん上手く行ってなかったのですが、これはポジション移動の途中に、1の指で、サードポジションの1の指の音程を経由(これをグリッサンドって言うのかな?)してから、4の指を押さえることによって楽に押さえることが実現しました。
ハーモニクスも、上手く音が出せていなかったのですが、これは例によって焦っていたため、手が慌ててしまっていたためでした。落ち着いて一つ一つ押さえて(ハーモニクスは押さえませんが)いけばなんとか音を出すことが出来ました。
今回は、アクセントとスタッカートの弾き方を習いました。アクセントは前々から出てきていましたが、実際に譜面に出てくるのは初めてです。弦を単純に強く弾くのではなく、音を出す前に力を溜めておくような感じで音を出し、弓の力を解放した後は普通に弓を運びます。スタッカートは単純に音を「止める」のではなくて、響きを残すために自然に弓を使い、結果として音が「止まる」ような感じで弾きます。
今回はさらに、発表会に向けて新しい本からの楽譜を頂きました。スズキ教本の1巻目です。あと、ホーマン教本の1巻目が終わりそうなので、そろそろ2巻目を買っておこうか、とも言われました。いろいろと練習するものが増えてきて、幅が広がって楽しいです。
この日はレッスンの後、いろいろな楽器を見て弾き比べていました。数百万円クラスの楽器を2つ比べたのですが、音の違いくらいは判って、好きな音がどちら、とは言えましたが、どちらの楽器がいい音か、というのは分かりませんでした。分かるようになれば欲しくなってしまうんだろうなぁ、と思います。
どの楽器も、僕の今もっている楽器とは違って、弦を弾いたあとの余韻が深い・長いし、音の輝き方もいろんな音が出せるような感じで、深みがありました。最近僕の楽器が、ちょっと音の余韻が短い(特にE弦)かなぁ、と気になっていたので、調整がいるんだろうか、と思っていました。が、どうもそうではなく楽器の木の乾燥具合に関係しているようです。僕の楽器は若い楽器だそうで、そのために「堅い音」がするんだそうです。
ところで、やはり数百万円以上という楽器ともなると弓を選ぶんだそうで、先生の弓をお借りして弾いてみると、これがなんとも弾きやすい、元弓から先弓まで安定した音の出る弓でした。この楽器にしてこの弓をもてたら幸せだろうなぁ、と思いました。試してみたかったら借りて帰ってもいいよ、と言われたのですが、欲しくなってしまうのが怖いのと、まだまだ取り扱いに自信がないのでやめておきました。
結局この日は長々と居座ってしまい、3時から9時まで(!)いろいろな話をしていました。帰ってから練習は出来ませんでしたが、有意義な一日だったと思います。
2000/2/7 月曜日 同じ教室に通っている友達と、一緒に曲を弾いてみよう、という話で盛り上がっていて、この日はその友達と楽譜を探しに行きました。
最初、紀伊国屋書店(言わずと知れた、よくある普通の書店)の楽譜コーナーを漁っていたのですが、スズキなどの教則本や、“アンサンブルの本”と銘打ってはいるが子供向けの(絵本チックな)本、などはあったのですが、求めていた2重奏の曲集は見つかりませんでした。
そこで今度は、大阪駅前第2ビルにある楽譜屋さん、ササヤ書店に行きました。やはり楽譜の専門店というだけあって、さすがにいろんな楽譜や楽器に関する本がずらーーっと並んでいました。
いろいろと引っ張り出して比べてみても、僕の弾けるような楽譜となると選択肢は限られていましたが、蔵書が多いというのもあってなんとかいい曲集「Wir
Spielen Duette」が見つかりました。もののついでに、ホーマン教本の2巻も買っておきました。ちらっと中を覗いたら、しょっぱなから難しい難しい…。ぎっしりと詰まった音符を見ると、溜め息が出ました。
さて。まずは最初のページの、Georg Philipp Telemannの「Vite」という曲にしようということになりました。
楽譜を持って帰って、早速練習しようと開いてみました。この楽譜は今使っている教本と違って、指符が全くついていない、もちろんボウイングの順番も書いていない、というものだったので、まず最初にそれらを考えながら書き込んでいくことにしました。
それらの作業のうち、特に難しかったのがポジション移動についてでした。なかなか自然な指の移動、自然な発音が出来るようなポジション移動が思いつかない…。結局サードポジションとファーストポジションを忙しく入れ替える、という書き込みに落ち着きました。それと、奇数個の音符のときにどう弓を使うか、というのを考えるのも時間が掛かりました。こういう勉強も出来るのか、やってみてよかったな、と思います。
2000/2/12 土曜日 レッスン25回目。前日徹夜してしまったのと、あまり練習できていなかったので、ほとんど進むことが出来ませんでした。
グリッサンドを、かなりゆっくり弾くように練習していたので、掛け方が間違っていると指摘されました。途中で経由する音は、ほんの一瞬程度聴こえるぐらい、装飾音として扱えばいいんだそうです。ゆっくり弾くように練習してた頃は、こんなの簡単簡単と高をくくっていたのですが、もう一度本来のやり方を先生に言われて改めて挑戦してみると、これがなかなか難しかったです。
ボウイングでアップのときとダウンのときの音が、以前のレッスンの録音などを聴き直して確認するとはっきり違って聴こえていました。これは直さなければと思って努力していたのですが、やっぱりまだきちんと出来ていなかったようです。コツとしては、先弓に向かうに従って力を加えてゆき、返した直後に力を開放するようにすると良いそうです。こうやって言葉にすると簡単そうですが、気を抜くとすぐにへなへなとなってしまいます。
さらに、元弓での弓の返し方も変な癖がついてきていたようです。具体的には、一番元のところで弓を浮かせてしまっていて、音が途切れていました。元弓は弾きにくい、という先入観が少しあって、あまり使っていなかったのも原因だったのかなと感じています。
帰ってから、忘れないうちにやっておこうと思い、早速ボウイングの練習をしました。今晩は、元弓のところで音が潰れないように、先弓では音がかすれないようになるまで仕上げよう、と思っていましたが、前日の睡眠不足がたたってすぐにダウンしてしまいました。
ところで最近は、以前より練習時間が短くなりつつあるのですが、より集中できるように努力しています。今の練習のときに、注意していることを全て挙げてみます。
・練習する前に、楽譜を開いてよく見渡してから、弾き始める。特に始めてやる楽譜の場合(で必要だと感じた場合)は、音符を目で追いながら鼻歌で歌ってみる。
・練習していて気付いたことや難しいところがあれば、逐一付箋に書いて張っておく。これを次の日に練習するときの、達成目標にする。
・1度も間違わずに通して弾けるようになるくらいまで、一つの曲を完成させる。混乱するので、ある程度完成しないうちは他の曲を練習しない。
・疲れる前に休憩する。既に疲れているときは楽器を持たずに他の作業(例えばレッスンや練習の録音を聴いたり、楽譜を見たり)をする。
まだまだ、意識すればもっと方法が追求できると思うので、気が付いたらまた書きます。
2000/2/13 日曜日 毎日放送の 情熱大陸
という番組で、ロンティボー国際音楽コンクールで優勝した、樫本大進
さんというヴァイオリニストが取り上げられていました。
この番組自体初めて見たので詳しくは判りませんが、著名人の近況報告という趣旨の番組なんでしょうか。だとしたら納得なのですが、僕はそのときは一音楽家を紹介するための番組、として見ていたので私生活を切り売りするような構成にかなり違和感を覚えました。
肝心の演奏の方は、この番組の方向性と、30分という番組枠の制約もあるので、一曲丸々通して放送されることはなかったのですが、なかなかすばらしい演奏だということは伝わりました。ただ、舞台で演奏していたカットでは、よほど広いホールで弾いていたのか残響音が大きくて、弦と弓の擦れる音や息遣いなどの細かい雰囲気がはっきり聞き取れなかったことと、やはり、曲の途中部分がばっさりとカットされていたことが残念でした。
2000/2/19 土曜日 レッスン26回目。今回はいつもと違って、まず指使いの教本からレッスンを始めました。日頃からこの教本の練習をおろそかにしがちだったので、やはりその練習量通りの結果になりました。無意識の部分で音程が変わっていたり、途中に変な音程が混じっていたりしました。滑らかに指を動かして、かつ落ち着いて弓を使うのは、まだまだ相当神経を使わないと難しいです。今後、練習の最初にまずこの本をやることにします。
この週は、「弓のアップとダウンのときの音量を同じにしよう」と意識して練習していたのはいいのですが、余計な力が入りすぎてしまい、硬い強張った音になってしまっていました。弓を指で爪弾くのと同じような感覚で、アタックをつけたらその後は弦に掛かる力を抜いても音量は持続する、力を加えつづけていると逆に音を殺してしまう、と教わりました。今回はさらに、短い音符が続くと慌てて弾いていたので、まず落ち着いて音符の長さをきちんと割り振ることと、できるだけ汚い音(弓に由来するものと、指使いに由来するものの両方)を出さないこと、弓の返しのときに右手の手首などを滑らかに動かすこと、などに着眼して練習するよう言われました。
エチュード集の方は、ピアノからフォルテまでの変化をゆっくりつけていくという課題が出ました。これは、指板の少し手前から徐々に、駒の手前1cmくらいまで移動させながら弾きます。あと、1つだけ少し長めの曲がありました。これはテクニック的にはそれ程ではないと思ったのですが、音符の数が多いので大変そうです。
発表会の曲は、スズキ教本の1巻を渡されていたので、てっきり今もらっているその楽譜の中から選ぶのだと思っていたら、「2巻目もいけるよね」と言われました。難しそうなのでちょっと不安ですが、これからいろんな曲ができると思うと楽しみです。今回、バッハのメヌエット1番はなんとか弾けたので、次は2番を飛ばして3番を練習してきて、とのことでした。この曲は有名な旋律なので、すぐに出来そう、と思ったのですが実際はなかなか手ごたえがありそうです。
レッスンで指摘されたら、その箇所だけを極端に偏って練習してしまう癖をなんとかしないとな、と思います。今一度振り返って、チェックリストとしてまとめておけば良いのかもしれません。
2000/2/27 日曜日 レッスン27回目。今回は、土曜日にレッスンに来る人が集中したらしいので、日曜日に振り替えて、先生のお宅でレッスンを受けることになりました。家の中には初めてお邪魔したのですが、外からの車の音が少しだけ気になるくらいで、ずっと落ち着いた静かな環境でレッスンを受けることが出来ました。
先週・先々週の反省と努力の甲斐もあってか、ボウイングのアップとダウンとの音量の違いについては特に何も言われませんでした。でも、ここで油断するとまた元に戻りそうなので気合いを入れて維持していこうと思います。ただ、先弓での移弦があるときの弓の使い方がちゃんと出来ていなくて、まず各弦での腕の位置・弓の角度を覚えて、正しい腕の位置まで持って来る練習をするよう言われました。これは、まず弓の角度の準備が出来てから左手の指を移動し、それから弓を使い始める、という操作をスムーズにやるのがポイントのようです。ソ(D弦3)→ラ(A弦開放)→ソ(D弦3)のように一音だけ経由するような流れの場合は、手首だけで操作したほうが大げさにならないそうです。
あと、4の指を押さえるときに、どうしても他の指を浮かせて、いかにも「頑張って」音をとっていて、今までそれはそれで正確な音が取れていたのですが、完全に親指の付け根をネックに付けるような感じで、中指と薬指を少し引きつけ、小指を少しだけ伸ばすようにすれば、小指も楽に届くし、各指が弦を押さえる力もより強くすることが出来る、ということを教えていただきました。まだ慣れていないので、やってみてもいきなりは出来なかったのですが、今までの方法よりも格段に他の指が楽だし、なにより指が暴れなくて済みました。これをマスターすればかなり指の動きがスムーズになりそうです。
レッスンの後、発表会の話になったのですが、結局6月辺りになるそうです。曲は僕の希望としては、あまりメジャーじゃないところで、割と簡単な曲を、ということを伝えておきました。人前で演奏すること自体初めてだから、ある程度余裕を持って臨んだ方がボロボロにはならないだろう、更にマイナーな曲だとミスした箇所もはっきりとは判らないだろう、という打算です。まぁスズキの教本からだから、ヴァイオリンを習ってきた人たちなら知っていて当然のような曲ばかり載っているんでしょうけど。